私は宗教にかんして無信仰ではありますが、「家」的には臨済宗円覚寺派の檀家でありその当代でもあります。お寺さんにはお墓を守っていただき大変感謝しています。故人の何回忌かの法要に代表として出向く以外は、盆暮お彼岸も伺わない不義理者でございます。稀に気が向いた何でもない日に立ち寄ったりはします。 それでも、宗教は人の心を救うものとして価値があると... Read More
ニコラシカ
先週放映された『朝まで生テレビ』の終盤に、出演者の三浦瑠麗さんの発言で、「出演者の全部が自分の意見を変えようとしないので、議論がぐちゃぐちゃになってしまう。」というような感じで、『朝まで生テレビ』自体に対して問題提起したシーンがありました。 出演者の一人である小林よしのりさんは、「『朝まで生テレビ』は言いたいことを言える唯一の番組だから良い... Read More
きよきあかきこころ―純日本思想
『古事記』や『日本書紀』に見られる「清(きよ)き明(あか)きこころ」について、私はこの心が日本人の原点であると考えています。そして何よりも大切にしています。 清き明きこころを実践できているかどうかと自問すれば、まだまださっぱり駄目なのですが。 この言葉の中には、純粋な日本人の哲学が凝縮されて詰まっているように思います。 端的に言えば、「きよ... Read More
1ヶ月で5億年の生物進化
三木成夫さん(1925-1987)という天才医学者が書いた本によると、人間の内臓は宇宙のリズムに呼応しているらしいです。そして赤ちゃん受胎後30日からからわずか1ヶ月で魚類から両生類、爬虫類、哺乳類の5億年の変化を三木さん自身が確認したと述べています。 1ヶ月間で生物進化の5億年分というのは凄過ぎる。女性の体の負担も相当でしょう。 今後、こ... Read More
弱者の声を代弁する方々
「がん患者は働かなくていい」という発言が自民党の大西英男議員からありました。がんには完治はなく、とりあえず、悪性のがん細胞が無くなった状態を寛解と呼びます。寛解した人も「がんサバイバー」というふうに呼ばれるのですが、かくいう私も、がんサバイバーです。 大西議員の発言は、この方の人間性を如実に表しているもので、発言が軽いだとか失言だとかという... Read More
「忖度」について
今年の流行語大賞に選ばれそうな勢いの「忖度」ですが、「そんたく」という言葉はそれほど多くは使われてこなかったのではないかと思います。 日常会話では使いませんよね。 この「忖度」ですが、マスメディアや著名人が使用している語感がなんとなくイメージにそぐわないのですが、これは私だけでしょうか? 語感イメージとしては、君主や天皇などの高い地位にいる... Read More
時間を主とし空間を従とする世界
私たちは空間(物質)を主体とする世界観のなかで生きています。これはおそらく、視覚的感覚に過度依存していることと、幼児のころからの教育と慣習によってだと考えています。空間を主とし、時間は従の立場。この構図では空間における運動を時間で計測することしかできません。それがガチガチの固定観念になってしまっている。 いま私は、時間を主とし... Read More
「時間(私)」から観た世界
今、「時間」 に成りきる感性実験をしています。これは4月半ばころに気づいて暇を見つければやっているのですが、新しい哲学の地平が開けるような予感があります。 私が「時間」になるのではなく、「時間」に私がなるのです。この違いは大きいのです。「時間」に乗り移ってしまう感覚で、そこでの体験が目的です。 現代科学の物理学では、時間は、空間という「物質... Read More
未来の自動車イメージ
未来の自動車はどうなっていると思いますか? ガソリンに変わる電気自動車、水素自動車は徐々に増えていくと思いますし、ロボット型の自動運転車も実現するでしょう。では、100年後は空飛ぶ自動車でしょうか? 私はそう考えてなくて、道路革命が起きて、一台幅分のチューブが何本もあるように改造され、各家庭にチューブが引き込まれている図を想像しています。 ... Read More
理性的を凌駕する感情的
感情的は理性的よりも劣るというのが現代社会一般の評価のようです。理性によって感情をコントロールせよと。 アメリカから輸入されてきたアンガーマネジメントという、怒りの感情を理論武装によってコントロールするコンサルティングが流行になっていた時期もありました。あれはどうなったんだろう? 欧米の感情に対する考えかたは、理性によって制御して表面に出さ... Read More