リベラリズム考(9)―批判

リベラリズムには多面的な主張があることが解ってきた。 自由に境界を超えてゆこうとすること、現状の価値を理性の力によって変革しようとすること、進歩を良いこととすること、先入観の排除および事実と分析、個人主義と自律、他者の個人主義的主張を理解し認める寛容、公正としての正義など。 19世紀よりこうした多面的価値観が交錯しながら、つまりある面とある面では矛盾を抱え... Read More

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