エピソード記憶に対する批判

記憶は記録なのだろうか。記憶は記録と呼べるものなのだろうか。今日、ふいにこの疑問が立ち上がった。「記」という漢字を使うのは誤解のもとではないかと考えた。記憶はすべて記せるものなのか。記せないもののほうがほとんどではないのか。一方で記録は記したものであり記せないものを記録とは言わない。 人は自分自身の記憶とその想起しか体験できない。そこから他人にも記憶という... Read More

左脳・右脳の利き脳はあるのか

左脳と右脳の使われかたなどどうでもいいじゃないか?ってことで、ふつうは問題ない。特に生きることや社会生活上で問題となることはない。ところが、意外かと思うかもしれないが、哲学の認識論上では極めて重大な問題となる。なぜなら、言語の扱いと概念イメージと言語の関係が変わってくるからだ。私は、私を基準にして認識上の原理論をつくる。もし利き脳システムが本当にあって、私... Read More

他者から理解されたい客体

人には、自分のことを他者に理解してほしいという欲求がある。正しく自分について理解してほしいと。承認欲求や自己実現欲求には他者が必ず絡む。え?自己実現欲求って自分だけのことではないの?と思うかもしれないが、自己実現というふうに自己という言葉を客観的に使っている時点で、自己と他者の二つの対立概念をつくっており他者を意識している。自己実現には外部への自己表現が含... Read More

リベラル・アーツの構築

  今回はリベラル・アーツのお勧め記事になります。どういう人へのお勧めかというと、これから何をしたら良いのか目標が定まっていない人、テーマはぼんやりと決まっているんだけど戦略が整わない人、ひらめきでクリエイティブな仕事をしてみたい人(営利的な仕事に限りません)、他にも応用が利くと思います。特に直観を大事にしている、目の前のリアルよりも可能性を求め... Read More

自分は弱いと思い悩んでいる君へ

  自分は気持ちが弱い、なぜあの人やあの人のように強くなれないのだろう。強くなりたいけどどうしたらよいかわからない。弱さを克服した人の話を聞いても自分にはそんなふうにたくまくしくはなれない。自分が弱いと思っている人が本当は強いなんて言う人がいるけれど、詭弁の言葉あそびじゃないか。 ここまで考えることができている君は、すっかり欺瞞と闘える準備がで... Read More

「見えない」ことは欠落ではない

  「見る」ことそのものを問い直す、新しい身体論 このコピーライトいいと思いませんか。下記の本の帯に書いてあることばです。さて、3記事連続で書いてきましたが今回をとりあえずのラストにします。 前の記事からのつづきです。   伊藤亜紗著 『目の見えない人は世界をどう見ているのか』   視覚障碍者に限らず、障碍をもっている人... Read More

五感という分類常識を忘れてみる

  前の記事では、伊藤亜紗著『目の見えない人は世界をどう見ているのか』第一章「空間」から、目の見えない人の空間感はハイレベルな三次元世界観だということが分かってきたことを書きました。 この本が注目されたのかされなかったのかは分かりませんけれども(現在2刷)、センセーショナルな発見だと私は思います。なにより伊藤さんの観察力が素晴らしい。子どもの頃... Read More

目の見えない人の空間感

  今日の記事は自分で言うのもなんですが、注目記事です。人によっては後頭部をハンマーで殴られたようなショックを受けるかもしれません。(中にはその本読んだよ~という人もいらっしゃるでしょうけれども。) 2月6日に書いた記事(これも人気記事でした) 『絶対的空間感と相対的空間感』 のなかで私は、方向音痴の人は絶対的空間感をイメージできないのではない... Read More

心が最強の力となる日

  トランプ大統領がアメリカに混乱をもたらしている。彼の価値観は経済力こそがパワー。オーストラリアの首相との電話会談で悪態をつき喧嘩をしても、ビル・ゲイツの主張には耳を貸し友人となり、ソフトバンクの孫さんにも愛想を振りまく。トランプは金の力で権力を得て、金を国民にばらまくと約束をし、彼にとっての世界観は金による階級社会である。ゆえに、ゲイツや孫... Read More

アビリティー・スキル・テクニック

  現代の経済社会では仕事における「能力主義」がよく言われます。この「能力」はスキルを指すことが多いです。でも人間が生きていくために、社会生活をする上で本当に必要な能力は、アビリティーであるように思います。ロボット化が進む社会では、仕事においてもスキルよりアビリティーが求められるようになるのではないかと。   能力や技能を表現する英単... Read More

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