もはやこれは仕事

いや、もうこれは本当に仕事となった。残りの人生を賭けた大仕事と言ったら大袈裟だろうか。 さっきベッドで横になり入眠したが夢見が悪く15分で起きた。ああ、これは再び眠りに入るのに時間がかかるパターンだなと思って起きた。眠くなったら眠ればいい。今、午前4時半。せっかく起きているのだから仕事をしようとなった。哲学として人間原理論をこつこつ創るという仕事である。昨... Read More

可能性主義のステップ

昨年の4月13日に『可能性主義を提唱する準備として』という記事を書いた。未熟で自分の書いた文章だと認めたくないが、今書いているこの記事も来年の私にとっては認めたくない未熟な記事になるのだろう。自己嫌悪になるが仕方ない。 可能性主義の提唱を試みることについては一年たっても変わっていない。昨年と違っているのは、新たに開発した構造的思考方法が今はあるということ。... Read More

「未来の個人」に尽くす

かつて私は「よりよき社会」の実現を目指そうとする者であった。ここのウェブサイトの過去の断想記事に、おそらくその残骸が見られるはずだ。世界中の人たちが幸せになれる「世界」や「社会」になれば良いなと思考を巡らせた。それはごく普通の感覚だと思う。普通の人だったのかもしれない。 今はもう、「世界」や「社会」のためを思わない。一切思わない。別にぐれたわけではない。世... Read More

問題解決でなく希望と憧憬の創造(5)

年初から考察を始めたテーマは今回がラストです。4か月ぶりですが。人が生きてゆくことの本質を徹底的に掘り下げて考え抜きました。この2カ月でそれまでの自分に根づいていた生の哲学を大きく塗り替えることができた。表題のテーマ「未来の希望と憧憬をつくるために」これ自体を変更しなくてはならなくなった。のかもしれません。 今回のシリーズを振り返ると、(1)では「価値観を... Read More

問題解決でなく希望と憧憬の創造(4)

キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の一神教文化では、「人間は神によって創造された」という教義上の原点がある。両親の子どもとして生まれるが、自分の創造主は神であるとの価値観が根底にある。 自分という「人間存在」は既に神によって創造されている。一方、才能や能力といった「人間の一部分」については、個人の努力によって高められるものがあるとする。ここでも能力を対象化し... Read More

問題解決でなく希望と憧憬の創造(3)

前の記事で、現代社会問題の幾つかは欧米の価値観依存によってもたらされているとし、人間の「モノ化」は、欧米の「言語(インド・ヨーロッパ言語)」構造と「一神教的な価値観」に原因と原理があると書いた。 まず言語構造について。 欧米の言語はメタ認知言語であるということ。私(I) という主語(一人称代名詞)を彼(He) の三人称代名詞と同じようにメタ視点から自分を指... Read More

問題解決でなく希望と憧憬の創造(2)

世界で最も先進的な科学文明を誇っていた西洋であるから、日本人が全面的にそれを是として「信仰状態」になったのは必然で、それは結果的に大成功をもたらした。当時の日本がアジアで唯一、世界の先進国入りを果たせたのは、科学文明のモノ真似よりも、西洋の形而上学的(概念的)な考え方を学び、教育に取り入れた学問的意義が大きい。 「社会」「意識」「経済」「主観」「客観」「義... Read More

問題解決でなく希望と憧憬の創造(1)

2020年が始まった。 現代日本では、少子高齢化問題、長期デフレによる貧困格差問題、政財官民の癒着構造による人心腐敗、犯罪の異質化、鬱など心の病気の増加など、さまざまな社会問題を抱え込んでいる。こうした社会問題にかんし対症療法的に解決しようとする試みは必要である。しかし、対症療法だけでは根治は無い。日本国と日本国民の「体質」を、長期間をかけて改善していく工... Read More

小さな志ですが。

もやがかかっていた自分のこれからの人生テーマが、一冊の本と出合ったことによって一気に視界が開け、形に成りはじめてきましたのでイラスト化して整理しました。 新しい、心の美学という石板を建設したい。小さな志ですが、こつこつと進めていこうと思います。 21世紀まで進んだ私たち人間の生の営みのなかでは、富と権力、名誉、そして科学の発展、その結果による成功が幸福に結... Read More

元旦にあたっての幸福論

幸福であることが他人に対しても義務であることは、十分に言われていない。幸福である人以外には愛される人はいない、とは至言である。しかし、この褒美が正当なものであり当然なものであることは忘れられている。不幸や倦怠や絶望が、われわれすべての呼吸している空気のなかにあるからだ。そこでわれわれは瘴気(しょうき)に耐え、精力的な手本を示していわば共同生活を浄化する人々... Read More

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