サイト記事を振り返って

長く書かない期間があったり、毎日書いていたり、なんの法則性もなく行きあたりばったりに書いている。調べてみると、今年7月23日以前の記事は約9か月前の2022年10月15~17日に、その前は6か月前の2022年4月11日~16日、その前は約1年間前の2021年4月23日だった。書いたほうが自分のためになることは経験上わかってる。過去には3年間休まずにブログを... Read More

メロディー創作

哲学ばかりやっていると、つまり、情緒を伴わない理性ばかりを使っていると、俺の体に何が起きると思う?心が乾いてくるんだよ。この心が乾く感覚は誰かと共有できるのかな。できないかもしれない。だから俺が「心が乾く」と言ったって誰にもその乾く感覚は共有できないのだと思う。少なくともそのクオリアは他者とは共有できない。 いや、共有どうのこうのはまた頭の理性のみをつかっ... Read More

「思考の方法論」についての探究

この4日間、「宗教と価値観形成」について考えてきたが、宗教にかんする思考方法についても考えてきたと言える。むしろこちらのほうが重要であり、先に考えるべきだったかという思いに駆られた。そもそも何かについて哲学的探究をする際には思考が必要不可欠である。「思考」という概念にたいする哲学的探究へのアプローチともなり得そうな「思考の方法論」について今日は考える。 私... Read More

宗教と価値観形成(4)

8月14日の断想記事『宗教と価値観形成(2)』で、宗教の哲学的探究についてのアウトラインをつくることができた。一つ一つの項目に入ることはいつでも可能となった。それはそれとして、課題の主たるテーマは価値観原理の理論化であり、その一つの要因として宗教がどのように価値観形成および価値観変容に関与するかである。 考えやすくするために分類していこう。まず、宗教が影響... Read More

宗教と価値観形成(3)

「祈り」について。 祈りは宗教的行為である。科学的根拠は何もない。日本人は無宗教というけれど、寺社へ参拝し祈りの行為を行う人々がとても多い。祈る際には厳粛な心持ちになる。神であれ仏であれ天であれ、なんらかの超自然的存在を想定して祈るのだろう。祈ることで願望を叶えようとする。自分ではどうにもならないことに、祈るのである。或いは、感謝の意を超自然的存在に対し伝... Read More

宗教と価値観形成(2)

前の断想記事で、宗教についての探究構想と、人類にとっての宗教の意義についての探究構想の二つを考えるために、ChatGPTに意見を出してもらった。それについて、いったん仮のカタチとしてまとめておこう。タイトルは「宗教と価値観形成」であるが、価値観形成はいったん横におき、宗教の哲学的探究のアウトラインをつくってみよう。   宗教の哲学的探究 1.はじ... Read More

宗教と価値観形成(1)

宗教が人間一個人に与える影響は途方もなく大きい。前の記事で「神話」について少し調べてみたけれども、人類は原初的に神話を必要としてきた。死への不安もあっただろうし、集団での善悪観を確立させ平和に集団生活を営む上でも必要不可欠だったであろう。神話は多くの場合、宗教となった。逆説的に言えば神話のない宗教は無い。 宗教と価値観の関係を考えてゆく前段として、宗教をど... Read More

神話

8月8日の断想記事『物語化』で述べたように、私の哲学独創と美学建設の最終表現目標は、哲学と美学の小説創作にある。そのストーリーテリングの構想は、まだ白紙のままだ。どのような世界観にするのか。どのようなキャラクターを主人公にするのか。どのようなストーリー内容にするのか。幸いにして「何を伝えるのか」の内容は、哲学独創と美学建設によって尽きることは無い。 ふと思... Read More

主体価値観と客体価値観

前の記事で予告したとおり、今回の記事では価値観の現象学的性質について、価値観を主体として扱う場合と価値観を客体として扱う場合に分け、正反対に異なる主従関係ともなりえる二つの、人間と価値観の関係を議論してみたい。 ことは簡単ではない。それどころか、現代社会に生息する人類の大多数が、価値観を主人として仰ぎ価値観に隷属している現状がある。複雑化する社会であるから... Read More

価値観の矛盾性

8月2日の断想で『価値観の現象学的性質』について書いた。このとき、はっとした。価値観の矛盾性に。と同時に、価値観という言葉を使う際に気を付けねばならないことに気づいた。価値観そのもの(人間に内在するものではなく)と、人間または人間集団に内在する価値観は分けるということがある。価値観の現象学的性質とは、価値観そのものの性質を考えたはずが、後者の、人間プラス価... Read More

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