道義を大切にするならば

  日本の最高峰の議会である国会では、連日のように非建設的なワイドショー的話題に多くの時間が割かれていますが、いい加減にしてほしいと思います。   そのなかで出てきた「教育勅語」のお話。 稲田防衛大臣はどうやら、「教育勅語を復活させて道義国家を目指すべき」というふうに考えているようです。私的には、国難の際には天皇の臣下として皇道を守れ... Read More

「天」の深み

  西郷隆盛は「敬天愛人」を座右の銘としました。 天を敬い人を愛するという、短く単純な教科書的意味でとらえて間違いはないのですが、天を敬うとはどういうことか、天とはなにか、人を愛するとは博愛主義なのかと、いかようにも掘り下げることができます。 『老子』でも『論語』でも、並んでいる漢文字は少ない。その少ない漢文字をどのように訳すかは、書き手の文脈... Read More

今夜はライトに

  2017年スタートとともに始めたこのブログですが、当初は、4年間アメーバブログで書いてきたような堅調なスタイルではなく、もっとライトで軽はずみな冗談をふんだんに書き散らかしていこうと思っていたのですよ。 ところがどっこい、なんでだろうな、なんでかなー、ほとんどの記事が、ディープで堅い話題になってしまっているではありませんか。   ... Read More

変革の実践、『陽明学』

  東郷平八郎、西郷隆盛、吉田松陰、三島由紀夫、高杉晋作、佐藤一斎、大塩中斎(大塩平八郎)、彼らの共通点は何だと思いますか。 今日は『陽明学』について少し書いてみたいと思います。   世間では陽明学と言うと、すぐ革命的な思想・学問、世紀末的な暴動、叛乱の論拠になる学問、又陽明はその典型的な人物である、という風に考える。従ってこれは、信... Read More

「見えない」ことは欠落ではない

  「見る」ことそのものを問い直す、新しい身体論 このコピーライトいいと思いませんか。下記の本の帯に書いてあることばです。さて、3記事連続で書いてきましたが今回をとりあえずのラストにします。 前の記事からのつづきです。   伊藤亜紗著 『目の見えない人は世界をどう見ているのか』   視覚障碍者に限らず、障碍をもっている人... Read More

五感という分類常識を忘れてみる

  前の記事では、伊藤亜紗著『目の見えない人は世界をどう見ているのか』第一章「空間」から、目の見えない人の空間感はハイレベルな三次元世界観だということが分かってきたことを書きました。 この本が注目されたのかされなかったのかは分かりませんけれども(現在2刷)、センセーショナルな発見だと私は思います。なにより伊藤さんの観察力が素晴らしい。子どもの頃... Read More

目の見えない人の空間感

  今日の記事は自分で言うのもなんですが、注目記事です。人によっては後頭部をハンマーで殴られたようなショックを受けるかもしれません。(中にはその本読んだよ~という人もいらっしゃるでしょうけれども。) 2月6日に書いた記事(これも人気記事でした) 『絶対的空間感と相対的空間感』 のなかで私は、方向音痴の人は絶対的空間感をイメージできないのではない... Read More

信頼を考える

  先週からコピーライティングの本を4冊ほど読み漁っています。プラス『仕掛学』の本も面白そうだったので読んでいる最中なのですが…。 広告業界のコピーライトの世界は思ったよりも奥が深くて、これは心理学の応用、しかも深層心理学(無意識)にまで食い込んできています。また、『仕掛学』は間接的に無意識を利用するという面で似ている分野です。 単純に言葉のテ... Read More

『天籟の妙音』 安岡正篤先生

  ITバブルの始まり2003年頃は小泉構造改革もあって、米国を中心に日本への金融投資が活発化していました。そこで起きたのが2007年の米国サブプライム・ローン問題。これが引き金となり、2008年9月にリーマン・ブラザーズが破たん、リーマンショックと呼ばれる金融危機が起こりました。 リーマンショック以前に米国の投資家は徐々に日本から引き揚げ始め... Read More

雑学せず。故に明らかなり。

  あちこちに手を付けまくって、さらにそのほとんどについて深く掘り下げ手を加えなければならない、そうした課題が山積している、この宙ぶらりん状態が創造力を生み出す状態として相応しい。というのはひらめきを体験している経験上なのですが、それでも抱え込み過ぎてしまって積載オーバーかなあ、と感じることがあります。それが昨日までの状態、ということに気づいた... Read More

TOP
Copyright © 2017-2023 永遠の未完成を奏でる 天籟の風 All Rights Reserved.