前記事の最後に「内心の承認欲求をすべて廃棄し」と書いた。さらりと。 反省している。 こういう総論総括的な結論を直観的に私は書き過ぎる。軽々に。 深省すれば、ダイアモンド並みの超硬度の壁と地球ほどの重量のある、百回ほど生き死にを繰り返してようやく扉をかすかに開くことができるかもしれないというレベルのテーマであった。 他者からの社会的評価に心ひ... Read More
大衆の克服(2)―畜群根性
前の記事では「大衆」をフラットに見て書きました。今日の記事では「畜群根性に陥ってしまった大衆」として、「(大衆)の畜群性」を扱います。 「畜群」とは読んで字のごとしで、家畜化された群衆です。私も含めた大衆がもつ畜群根性を棄てていかない限り、民主主義は堕落してゆく一方になる。 今日はニーチェの辛辣な文章を引用していく。 &nbs... Read More
絶対的空間感と相対的空間感
人間は見たもの聞いたもの五感すべてで捉えたものを、自分の脳内でアレンジし、変化させてしまうことが往々にしてある。 過去の体験に頼り、判断能力を過信し、自己内に築いてある価値観と照らし合わせ、そのときの体調や感情、欲求によって、自分の手で事実を歪めてしまう。 こうして正直な自分の気持ちを表して書いているつもりで、自我が「私は正直に心のうちを書... Read More
内在するものと共鳴するもの
右を見ても左を向いてもテクノロジーの時代。 物議をかもした「人文系学部は役に立たない」系の政府発言。 これは理数・物理・化学・医学・工学系と比較して経済に繋がりづらいことからくる、現安倍政権・政府の国家観であると思う。或いは社会思想か。 一理は認める。 ただし現代の今がテクノロジーの時代だからという条件を付けさせてもらう。 合... Read More
わが道を独り行く
私がここで『希望』について書いているのは光の人格と言えると思うが、陽極には陰極、長所と短所が同じ位置に同居しているように、光には影がある。希望を力強く打ち出す自分の源泉には「どうせ失う命だから」というニヒリズムが基盤としてある。 このニヒリズムが逆転作用すると影の人格が発動し、「どうせ失う命だから、もうどうでもいいじゃないか」と投げやりとな... Read More