なぜ「哲学・思想」なのか

現代の世情をながめれば、政治の軽薄化、格差社会、経済偏重主義、心無き時代、人々の無表情化、核戦争の危機、宗教活動テロ、地球温暖化など、「人類の危機」が訪れている感さえあります。 現実に対処していくことは大切です。しかしそれだけでは根本的治療にはならず、表面的かつ場当たり的でつぎはぎだらけの、原型をとどめない醜い人類文化がどんどん歪んでゆくばかりです。 &n... Read More

絶対的空間感と相対的空間感

人間は見たもの聞いたもの五感すべてで捉えたものを、自分の脳内でアレンジし、変化させてしまうことが往々にしてある。 過去の体験に頼り、判断能力を過信し、自己内に築いてある価値観と照らし合わせ、そのときの体調や感情、欲求によって、自分の手で事実を歪めてしまう。 こうして正直な自分の気持ちを表して書いているつもりで、自我が「私は正直に心のうちを書いている」と思っ... Read More

内在するものと共鳴するもの

右を見ても左を向いてもテクノロジーの時代。 物議をかもした「人文系学部は役に立たない」系の政府発言。 これは理数・物理・化学・医学・工学系と比較して経済に繋がりづらいことからくる、現安倍政権・政府の国家観であると思う。或いは社会思想か。 一理は認める。 ただし現代の今がテクノロジーの時代だからという条件を付けさせてもらう。   合理性は万能か、人... Read More

わが道を独り行く

私がここで「希望」について書いているのは光の人格と言えると思うが、陽極には陰極、長所と短所が同じ位置に同居しているように、光には影がある。希望を力強く打ち出す自分の源泉には「どうせ失う命だから」というニヒリズムが基盤としてある。 このニヒリズムが逆転作用すると影の人格が発動し、「どうせ失う命だから、もうどうでもいいじゃないか」と投げやりとなって、光として急... Read More

TOP