竹内整一先生の訃報に接して

倫理学者の竹内整一先生が9月30日に逝去された。10月5日に報道されていて、私は今日気づいた。私の愛読書『「かなしみ」の哲学』は、何度も何度も読み返している。とても良い本だと思い、別に3冊購入し3人のかたがたに贈ったほどである。他には『「おのずから」と「みずから」のあわい』『自己超越の思想』の2冊を所有している。 「日本」にたいして、感性と情緒によって触れ... Read More

情(こころ)の芸術

梅雨のシーズンは多湿で不快指数が上昇しますね。クーラーによって除湿された部屋で快適に過ごす現代人。けれど、夏の暑さ冬の寒さ、そして梅雨の多湿感をそのまま経験してゆくことによって、日本人の抵抗力のある丈夫な体がつくられてきたのだとも思います。 こころにも当然、波が生まれます。波浪警報が発令されるような高波や荒波もあれば、平和に凪いだ海もある。感情の起伏とどの... Read More

死別についての思索

体のリセットを行いました。5月末に75Kgあった体重を今朝の時点で67.6Kgまで落としました。20日の時点で6Kgダウン、これで十分かと思いましたが3年かけて肉付きをアップした腰の斜め後ろのぜい肉がどうしても取れず、あと2か月かけてウェストを締めようと思っています。 お酒も飲んでますし(特にジンが中心)、鶏肉、魚類、大豆類、チーズからタンパク質とカルシウ... Read More

孤独のカタルシス

人類は社会的な動物で、世界地図に人の群れを俯瞰イメージしてみれば、一種類の生物が特に平地に密生し、群生している絵図が浮かびあがります。 自分たちに人類という名を与えた人類にとっては、群生しているなかでの自分らを主観的に観察することが主体となっており、たかだか80年間の生命活動に何がしかの目的や結果を見い出そうとする。人類が群生している外部の観点から、「人類... Read More

『四季』はまだ聴けない

今日のキャッチ画像は残念な写真です。焦点はどこにあってるのかわからないし、手ぶれもいいところでブレブレな写真ですね。3年前の今日、2014年4月5日に多摩川の土手を歩きながら撮影、桜は満開でした。 この3年間、どうしても聴けない曲があります。 ヴィヴァルディの『四季』。CDはもちろん持っています。   雨が続いていた3年前の4月初め。  ... Read More

「いのち」の縁、同じ血を通ずる士

29年前、最後の昭和である63年に出会い、細く長くですがずっと心で繋がれてきた(私にとってですが)という方がいらっしゃいまして、昨日はその方のオフィスにお邪魔し1時間半ほど話をしてまいりました。2月1日に設立した法人の趣旨を説明し、意見を拝聴したかったことが主目的でしたが。 私にとって「師」なのかどうかはわかりません。ただ知り合った頃も今も変わらず「士」で... Read More

センチメンタル

感情は抑えることが善なのか、感情を抑えないことは悪なのか。 人間は理性的な動物だとして、理性で感情を全面的にコントロールすることが良いことだとする近代の価値観は、科学の発展によって急速に進むロボット化社会を想定したとき、感情価値の見直しを迫られることになると思います。いやもうすでに「心」に焦点をあてた活動が、さまざまな形で動きは始めています。 感情にもいろ... Read More

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