モチベーションをつくるために、内心で自分を叱咤する。俺がやらねば誰がやるではなく、おまえがやらねば誰がやるとするところがポイントで、天の声が自分に刺さるようにする。 世のなか捨てたもんじゃないと思うことがある。何の得にもならないのに誰かのためにと一所懸命に尽くしている人や、残りの人生を日本の将来のためにと無私の精神で身を削っている人を見ることがある。そうい... Read More
人生美学の生成のされかた
子どもの頃には人生美学など考えもしなかった。成人するまでも大人になってからも、自分が何かになりたいとか、自分はどうあるべきかとか、自分の行動指針だとか、あるいは信念だとか、私の場合は一切考えたことがなかった。エネルギーが内側の自分へと向かわないのだ。心理学でいえば極端に典型的な外向性タイプである。自分が何かになりたいのではなく、何をしたいかだ。それは今も変... Read More
人生意義のセオリー(8)侠
「共感」から生成される心として「愛」と「情」がありました。いずれも重要な心で人生の意義に直結します。今回の記事では「侠」を扱います。「愛」がどちらかと言えば女性性の「思い」だとすれば、「侠」は男性性の濃い「人のために立ちあがる心」です。前の記事で扱った「情」を水の精とすれば「侠」は火の精と言えるかもしれません。 4.侠 〇 定義 「侠」という... Read More
人生意義のセオリー(7)情
「共感」と「愛」についてと同様に、「情」もまた、これから深く考察していこうとしている段階で、未だ十分に「情」を定義することさえできておらず準備不足は否めないのですが、アウトプットしながら考えていこうと思います。 3.情 〇 定義 まず、「情とは何か」との普遍的意味への問いは持ちません。「情」は「共感」や「愛」以上に多義的で文脈によって語義は変... Read More
人生意義のセオリー(6)愛
前の記事では「共感」の重要性に気づいたことを書きました。人類の社会性のベースと言える共感から幾つかの重要な心のはたらきが誕生します。そのなかでも、とりわけ人間らしい心の「愛」と「情」について、哲学として考察してまいります。この二つは「人生意義」に十分になり得る。むしろこの心なき「志」や「自己実現」は他の誰かの胸を打つことはない。「愛」と「情」を「愛情」とい... Read More
人生意義のセオリー(5)共感
人生意義のセオリーとして「志」と「自己実現」を掲げました。この二つに集約できると考え、次は「何を」するのか「企画」の段階へ入ろうと計画していたのが約一ヶ月前。しかしこの一ヶ月のあいだに現代社会の問題点(少子化や「自由」について)のさまざまな考察を行った結果、この二つだけではいけないと思うに至り、考えを改めることにしました。 「志」と「自己実現」はいずれも外... Read More
人生意義のセオリー(4)自己実現
人生の意義は、「志」「野望」を達成すること、または、その目的に向かって歩み続けることで最大化されます。敢えて「野望」という刺激的な言葉を使っていますが、耳障りの良い言葉で言えば自己実現です。私的欲求とその現実化です。 「自己実現」という言葉は、現代日本の世俗の手垢がつき過ぎ陳腐化している感があり避けていたのですが、今日のこの記事では自己実現のほうを使用して... Read More
人生意義のセオリー(3)全体構造
人生意義のセオリー(1)(2)の、詳細部分を完全にカットし簡略したチャートは下の図のようになります。 〇 Mind から人生の意義が生まれる。 〇 高貴な価値観をつくらなければ高貴な人生の意義とはならない。 〇 人生の意義へ向かって進むことによって Mind もまたつくられる。 〇 人生の意義に沿った企画を幾つか発案する。ビジ... Read More
人生意義のセオリー(2)企画と戦略
人生の意義と欲求の関係には、テーマ(意義)を先に決定してから欲求につなげていく場合と、何かの欲求に動機づけることでテーマが決定していく場合の二方向があることを確認しました。 そしてテーマと欲求だけでは絵に描いた餅であり、具現化しようとしなければ「プロセス」に意義を感じることはありません。つまり「何を」するかの「企画」が必要になってくる。 &n... Read More
人生意義のセオリー(1)意義と欲求
毎日同じことのルーチンを繰り返し、日常のほとんどがやらねばならないことで埋まっていて、たまに旅行へ行くことくらいが楽しみでという方も少なくないと思います。昨日までの自分の歴史を振り返ってみて、私の人生っていったい何だったのだろうかと。身近な人が亡くなっていくなかで、自分もやがてこの世から去っていく未来に置きかえ、我が一生をなぞるとき、誰のための人生だ... Read More