〔 第一部 〕


Erster Theil

(First Part)


 

第一部では、主人公のツァラトゥストラが棲み家である山を下り、十年間の修行によって得た智恵をもって、世俗に住む人たちに広めようと啓蒙活動を始めます。

果たしてそれは本当に啓蒙活動なのか、それともツァラトゥストラ自身の自己克服なのか、目的は明かされません。

ツァラトゥストラが人々にキリスト教の神は死んだのだと告げるとともに、超人という新しいテーマを提言します。

十年間の修行の時を経て、新しい価値観を得たツァラトゥストラから、古い価値観に暮らす人々はどのように見えたのか。そこでツァラトゥストラの心の中に起こる変化は何なのか、その辺りに注目して読み始めてまいりましょう。

 

 


第一部 INDEX

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  •  

    • 三段の変化
    • 徳の講壇
    • 背後の世界を説く者たち
    • 肉体の軽蔑者
    • 喜悦と煩悩
    • 蒼白の犯罪者
    • 読むことと書くこと
    • 山上の木
    • 死の説教者
    • 戦争と戦士たち
    • 新しい偶像
    • 市場の蠅
    • 純潔
    • 千の目標とひとつの目標
    • 隣人愛
    • 創造者の道
    • 老いた女と若い女
    • 蝮の咬み傷
    • 子供と結婚
    • 自由意志からの死
    • 贈与する美徳