〈自然〉について改めて考えてみる(2)

〈自然〉について考察するということは、「生きる」ことについて考察することとほぼ同じだと思います。なぜ人は生きるのか。 「生くる目的は生くること也」 前回のコラムで野口晴哉氏の言葉を引用しましたが、この一文をどのように解釈すれば良いのか。その次の段落で彼が述べているとおり、ヒントは〈自然〉を知ることにあります。 ところで、私たちは昭和以降の教育を受けています... Read More

〈自然〉について改めて考えてみる(1)

『気流の鳴る音』を読んでからというもの、すっかり見田宗介氏のファンです。著作集を揃えるほどです(笑) 同書は真木悠介のペンネームで書かれた本なのですが、なんていいますか、見田氏と「志向性」がぴったり合っていることに驚きました。興味を持つ方向性が同じという感じです。 見田宗介著作集第10巻に『晴風万里』という短編の論考があります。ここで語られているのは整体の... Read More

自然な矛盾的自己同一

私は宗教にかんして無信仰ではありますが、「家」的には臨済宗円覚寺派の檀家でありその当代でもあります。お寺さんにはお墓を守っていただき大変感謝しています。故人の何回忌かの法要に代表として出向く以外は、盆暮お彼岸も伺わない不義理者でございます。稀に気が向いた何でもない日に立ち寄ったりはします。 それでも、宗教は人の心を救うものとして価値があると考えています。恥... Read More

地球に「意識のような何か」は有るのだろうか

上の写真の視点で地球を眺めてみましょう。 地球は太陽の周りを時速10万キロで高速移動しています。と同時に地球自体も自転していて赤道付近の自転速度は時速1667キロ、日本のほぼ中心である北緯35度付近で時速1366キロです。音速よりも速いスピードでぐるぐる回っているのに地球から振り落とされませんね。人体への影響は不明ですが、なにかあるのではないかと想像してい... Read More

地球論から「公」と「私」を連想する

地球は太陽の周囲を公転している。その太陽を中心とした太陽系は銀河系(天の川銀河)の内部で公転している。 私たち人類は地球を構成する生物の一種として、地球の肌にはりつき生死を循環させている皮膚細胞の「微小な存在のごく一部」のようなもの。73億人の人類種が消えても地球は何も困らない。ジェームズ・ラブロックが『ガイア理論』で「地球は生きている」とぶちあげた時、科... Read More

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