『正法眼蔵』から学ぶ


道元の大著『正法眼蔵』。今までは気が向いたとき断片的に、原典に軽く触れるだけだった。しかし原典は難しい。もし任意の一巻だけでも真剣に自力で解釈しようと思えば2-3日では済まない。解釈も日々変わる。

今回、思うところがあり、現代語訳の書物の手を借りながら真剣に読んでいくことにした。巻の数え方は諸説あるが「七十五巻」として進めていく。第一巻から読み始めるということではない。各巻には題が付いているので、その時々に興味を感じた巻を読んでいく。『正法眼蔵』だけにかかりきりにはなれないので、週に最低一度は触れる予定とし、サイトコンテンツ《断想》に、考察したものを著述していくことにする。数巻まとまってきたら、サイトコンテンツ《研鑽の足跡》の《「こころ」と「すがた」の涵養》に整理していく。

 

『正法眼蔵』の原典は、岩波書店『日本思想体系13 道元(上)/同14 道元(下)』を使用する。(上)には『辯道話』が、(下)には『十二巻 正法眼蔵』が所収されている。
『正法眼蔵随聞記』にあたる場合の原典は小学館『日本古典文学全集27 正法眼蔵随聞記』を使用する。

現代語訳として参考にする本は、河出書房新社 石井恭二訳『正法眼蔵 全四巻』、理想社 高橋賢陳訳『全巻現代訳 正法眼蔵 上下巻』、角川書店 増谷文雄訳『現代語訳 正法眼蔵 全八巻』、誠信書房 中村宗一訳『全訳 正法眼蔵 全四巻』、佼成出版社 木村清孝訳『『正法眼蔵』全巻解読』を使用する。

 

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