ブルーオーシャンへ行こう

昨日の記事ではチクセントミハイ(ハンガリー出身のアメリカ人心理学者:現在82歳)のフローついて書きました。今日はフローと活動を併せ希望へと昇華させることについて書いてみます。 チクセントミハイは現代人について、「社会化されてしまった人」が多いと嘆きます。社会化されてしまった人とは、社会の隷属状態にある人のことを言います。 完全に社会化された人とは、望むはず... Read More

チクセントミハイのフロー

脳科学者の茂木健一郎氏が絶賛しているチクセントミハイのフロー体験とは何だろうかと思い、2冊の彼の著書『クリエイティヴィティ』(2016.10) 『フロー体験・喜びの現象学』(1996.8)を読んでみた。正直言って前者はほとんど得るところがなかった。成功者のエピソード体験が9割以上だろう。 後者の書は良かった。もう少し丁寧に読み直そうと思っている。 ちょっと... Read More

アビリティー・スキル・テクニック

現代の経済社会では仕事における「能力主義」がよく言われます。この「能力」はスキルを指すことが多いです。でも人間が生きていくために、社会生活をする上で本当に必要な能力は、アビリティーであるように思います。ロボット化が進む社会では、仕事においてもスキルよりアビリティーが求められるようになるのではないかと。 能力や技能を表現する英単語には、アビリティー(Abil... Read More

おのずからは心を尽くすことを求める

今日は昨記事のつづきです。「おのずから」について、相良亨(倫理学者 1921-2000)の著書より引用しつつ考察してまいります。 「おのずから」は、日本人の形而上にかかわる思惟の根底にあるものとして、さらに、本格的に考察されなければならない問題である。(東京大学出版会版 相良亨著『日本人の心』増補新装版) 相良は私のような心理分析からのアプローチからではな... Read More

「自我」と「己」、「みずから」と「おのずから」

「自ら」と書いて、「みずから」とも読みますし「おのずから」とも読みます。漢字が同じなので意味も同じように思えますが、まったく異なっており正反対とも言える視点というか現れかたなんですよねえ。 「みずから」は「身つから」、「おのずから」は「己つから」が語源だそうです。これを頭に入れながら心の仕組みのことを少し考えてみます。     人の... Read More

削られて

人とは、彫刻のようなモノなんだ 何かを始めて 失敗して挫折して 削られて削られて やっと芯の綺麗な形が顔を出す   だから やるからには 全力でやれ 全力でやって 恥をかけ そして 何かを成して ようやく少し見えてくる   いい言葉だなあと思います。 削られないと、むきだしになってこない何かがある。 その何かって、自分では気づけないものなのですが... Read More

地球に「意識のような何か」は有るのだろうか

上の写真の視点で地球を眺めてみましょう。 地球は太陽の周りを時速10万キロで高速移動しています。と同時に地球自体も自転していて赤道付近の自転速度は時速1667キロ、日本のほぼ中心である北緯35度付近で時速1366キロです。音速よりも速いスピードでぐるぐる回っているのに地球から振り落とされませんね。人体への影響は不明ですが、なにかあるのではないかと想像してい... Read More

未知なる世界に希望を抱くために

今日1月14日は、初めて知ったのですが「愛と希望と勇気の日」だそうで、理由は調べていただくとして、まあ、ずいぶんと豪勢というか欲張りな日だなあというのが第一感でしたが。   さて、私たちが希望へ向かって第一歩を踏み出せないのはリスクをとろうとしないからだと、そうした記述を目にすることがよくあるのですが、これは少し違うのではないかと考えています。 ... Read More

ダイバーシティの「次」を見て生きる

ダイバーシティ(多様性を認め活用する)の時代だと言われ、小池都知事の3つのスローガンの一つでもあるのですが、価値としてのモデルというのは時代とともに移り変わってゆきます。 多様性を認める寛容、人それぞれの自由を尊重すること、差別をしないこと、いろいろと言われる2010年代ですけれども、2020年代は、「きちんと差を認めなさい」「秩序をとりもどそう」という価... Read More

― 永遠の香り、永遠の匂いだ。うっとりと薔薇のような、濃い黄金色の葡萄酒にも似た香り、年老いた幸福の香りだ。 ― 真夜中の酔い痴れた死の幸福の香りなのだ。その幸福は歌う。 「世界は深い、昼が考えたよりも深い!」と。 わたしの肌は、お前の手に触れられるには、余りに清浄だ。構わないでくれ、お前、愚かで、粗野で、陰気な昼よ! 真夜中の方が、もっと明るいのではない... Read More

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