前の記事で、美しい心こそが人類にとって第一等の価値となるべきと書いた。何をもって美しいとするのか、なぜそれを美しいと思うのか、どんなふうに美しいのか、それは普遍的なのか個人的なのかなどについて考え、そのメカニズムをつまびらかにしていくことが今後の第一の課題です。その次に価値構造の建設、創造がある。 今は、日本の美学を掘り下げながら心理学と照... Read More
男らしさ、女らしさ
男らしさ、女らしさは必要だと思いますか? 昨今、このような問いかけ自体がタブー化しています。特に女らしさについて男性が語るのは完全タブーですね。タブー化していない時代でも、男性が女らしさについて語ることはほとんどないと思いますし、私も例外ではなく、男性同士の酒席であっても人生を通して触れたことはありません。 確か1990年代後半だと思います... Read More
『日本』という個性(9)
毎年この時期になると先の大戦が話題になります。特に神風特攻隊については、マイナス評価として語られている文章をよく目にします。空の神風よりも先に、人間魚雷として実用化された海の回天で散っていった英雄も忘れてはなりません。 作戦についての是非、賛否は横に措きまして、まさに体当たりで玉砕していった英雄たちの精神とはどういうものであったかについて考... Read More
『日本』という個性(8)
今日のテーマは「いき」です。 「いき」は漢字で「粋」とも書きますが、前者はもともと江戸っ子の「意気」であり、後者は上方(京都)の「粋(すい)」で異質なものでした。語源とその変遷についての知識的なものはインターネット上に転がっていますので、ここでは語りません。 おそらく京都のかたの「粋(すい)」、江戸っ子の「いき」にはそれぞれ誇りがあると思う... Read More
『日本』という個性(7)
小学生のときに学校主催の「高原教室」があって、何泊か忘れたけれども山奥の小学校へ出向きキャンプファイヤーを楽しんだ。 『もえろよ、もえろ』などの歌をみなで歌った。 特に記憶に鮮明なのは、「星かげさやかに、しずかにふけぬ」を歌いながら見上げた夜空の美しさ。空気が澄みきって灯りがなにもないなかでの星空に感動した。 この、「さやか」という感覚から... Read More