アイデンティティ(1)

  いよいよ本記事から自己の根源的テーマに入ります。前記事までは帰属の意義、所属への欲求とメリット/デメリットなどについて考えてきました。それらの課題もまだまだ十分には程遠い途上にありますが、一旦寝かせます。ここからの論考は抽象論的な「自己」の解体と再建設を考察主体とする。特に「自我」や「主観」「表象」「意識」について掘り下げることになる。 まず... Read More

自己欺瞞との対決

日本古来からの価値観 「きよきあかきこころ」 における究極のすがたの前に、最終的に立ちはだかる最強の敵を私は、「自己欺瞞」だと考えている。清らかで明朗なこころが自分のすべてであるようにと希求する意志と主張、その裏に、無自覚に、無意識的に、密かに潜む自己欺瞞に私はうすうす気づいている。自己欺瞞との対決は、おそらく、仮に数百年生きたところで終わることはないと思... Read More

人品

  「人品骨柄(じんぴんこつがら)卑しからぬ…」という慣用表現がある。「人品」は中国から渡来した言葉で「骨柄」は日本で生まれた言葉らしい。 前の記事で触れた「日本人の自信を取り戻す」であるが、安倍政権は「経済の自信」の文脈で自信を取り扱っている。それについての批判は既に書いた。私は、「人品」について自信をもてるようになることが、成熟した国家の国... Read More

さようならの美しい響き

  ひさしぶりの記事になります。 六月の一か月間は私にとって、いろいろとリセットする月であったようです。     体のリセットを行いました。5月末に75Kgあった体重を今朝の時点で67.6Kgまで落としました。20日の時点で6Kgダウン、これで十分かと思いましたが3年かけて肉付きをアップした腰の斜め後ろのぜい肉がどうしても... Read More

時間を主とし空間を従とする世界

  私たちは空間(物質)を主体とする世界観のなかで生きています。これはおそらく、視覚的感覚に過度依存していることと、幼児のころからの教育と慣習によってだと考えています。空間を主とし、時間は従の立場。この構図では空間における運動を時間で計測することしかできません。それがガチガチの固定観念になってしまっている。   いま私は、時間を主とし... Read More

「時間(私)」から観た世界

  今、「時間」 に成りきる感性実験をしています。これは4月半ばころに気づいて暇を見つければやっているのですが、新しい哲学の地平が開けるような予感があります。 私が「時間」になるのではなく、「時間」に私がなるのです。この違いは大きいのです。「時間」に乗り移ってしまう感覚で、そこでの体験が目的です。 現代科学の物理学では、時間は、空間という「物質... Read More

若者よ、孤高となれ

  最近の風潮に、「ものわかりのよい人になりなさい」というのがある。他者の個性を認め、自由を尊重し、その個性や自由に対し批判してはならないと。批判された者の傷つく心情を考えろと要求する。 かような負荷のかからない、ひょろひょろとした軟弱な精神を育てるような母性社会からは一目散に退散した方がよいだろう。 若者よ、やわな母性社会から逃げよ。孤独へ逃... Read More

なぜ「哲学・思想」なのか

  現代の世情をながめれば、政治の軽薄化、格差社会、経済偏重主義、心無き時代、人々の無表情化、核戦争の危機、宗教活動テロ、地球温暖化など、「人類の危機」が訪れている感さえあります。 現実に対処していくことは大切です。しかしそれだけでは根本的治療にはならず、表面的かつ場当たり的でつぎはぎだらけの、原型をとどめない醜い人類文化がどんどん歪んでゆくば... Read More

絶対的空間感と相対的空間感

  人間は見たもの聞いたもの五感すべてで捉えたものを、自分の脳内でアレンジし、変化させてしまうことが往々にしてある。 過去の体験に頼り、判断能力を過信し、自己内に築いてある価値観と照らし合わせ、そのときの体調や感情、欲求によって、自分の手で事実を歪めてしまう。 こうして正直な自分の気持ちを表して書いているつもりで、自我が「私は正直に心のうちを書... Read More

内在するものと共鳴するもの

  右を見ても左を向いてもテクノロジーの時代。 物議をかもした「人文系学部は役に立たない」系の政府発言。 これは理数・物理・化学・医学・工学系と比較して経済に繋がりづらいことからくる、現安倍政権・政府の国家観であると思う。或いは社会思想か。 一理は認める。 ただし現代の今がテクノロジーの時代だからという条件を付けさせてもらう。   合... Read More

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