subject(10)―客観世界(改)

  今日はようやく春が訪れたなあという感じの陽気でした。東京は風が強かった。 さて、昨年10月23日まで9回に分けて考察してきた認識構造論を再開します。約160日ぶりです。修正すべきは修正し、9回目までとは異なる新しい着想からの展開です。まだまだ粗削りの仮説ですが(いつものことですが)、意識ー無意識をとりいれて主として「客観世界」の論理構造を構... Read More

subject(9)―実在と観念

  「実在」という言葉を一般的に使用する場合、例えば「実在する人物」のように使います。確かに存在する(した)人という意味です。哲学における「実在」は少し違っていて、それも幾つか異なる定義があるのですが今扱っている議論では、「近世哲学においては、実在論は物ないし対象がその表象としての存在以外に、それ自体としての存在をも持つと考える立場を基本的に指... Read More

subject(8)―中核となる個人価値観の解体

  もののあはれとは、自分の志向の先にあるその世界と自分の心が溶けあった、全体感の哀情だと前の記事で書きました。こちらの方向へ論理を展開していきたい誘惑を、今の時点では振り切ります。考察の羅針盤は、できるだけ「心」や「意識」という観念的で不確かな“モノ”を避ける方向を示しているように思います。 また、西洋と東洋の文化比較、インド・ヨーロッパ言語... Read More

subject(7)―主体なき直接世界

  subject シリーズ後半の始まりです。まずは、直接視座とはどういう視座なのかについて、例を挙げながらおさらいしておくことにします。 あなたは渋谷で友人A子さんと待ち合わせをしました。多くの人が待ち合わせ場所と利用するハチ公前です。LINEで連絡をとってA子さんは既に着いていることがわかっています。あなたはA子さんを探し10m先に見つけま... Read More

subject(6)―第4のメタ視座

  個性的で個人的な「価値」とはどのようにして生成されるのか。このメカニズムの仮説を立てることが今回のシリーズの隠れたメインテーマです。自らの中核にある価値生成に自らが意識的にかかわれるとなれば、その人は自分の人生を主体的に造作し操作することができる。言わば無意識領域を意識的に創造し調整していくことになります。メカニズムが解明されれば、ビジネス... Read More